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NOV.22,2022

EP59 紅葉|好像聽得懂的五分鐘日語記事

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みなさん、こんにちは。桃李スクールのピンチヒッター:台湾ジジイです。
今日は美しい紅葉についてお話します。
秋が深まり、夜間の気温が下がると、森の葉はさまざまな色に変化します。 赤に変わるもの、黄色に変わるもの、茶色に変わるものがあります。 特に注目すべきは、カエデの美しさです。
毎年、木々は最初、北海道の大雪山から紅葉を始め、次第に南に向かって進んでいきます。これを紅葉前線と言います。春の桜前線と反対に北から南へと下がっていきます。 東日本では、紅葉を見るのに最適な時期は一般的に10月上旬から12月中旬です。

では単語メモを参考にして、次の質問の答えを考えながら、聞いて下さい。
質問
Q1:紅葉前線は南から北へと北上してくる。
Q2:紅葉は落葉樹の葉の老化反応である。

紅葉のピーク時は、それぞれの場所の天候によってばらつきがあります。
普段、葉が緑色に見えるのはクロロフィルが含まれるからである。秋になり日照時間が短くなるとクロロフィルが分解される。これは植物学的には葉の老化反応と考えられています。
 
夏の間、葉ではクロロフィルが光を吸収して活発に光合成が行われる。落葉樹の葉では、気象条件が光合成に適さない冬を迎える前に老化反応が起こる。この過程では光合成の装置などが分解されて、葉に蓄えられた栄養が幹へと回収される。翌年の春にこの栄養は再利用されるのです。
 
栄養が十分に回収された葉では、植物ホルモンの1つエチレンの働きによって葉柄の付け根に離層ができ、枝から切り離される。これによって、無駄な水分やエネルギーが冬の間に消費されるのを防ぐことができます。
 
紅葉、黄葉、褐葉の違いは、植物によってそれぞれの色素を作り出す能力の違いと、気温、水湿、紫外線などの自然条件の作用による酵素作用発現の違いが、複雑にからみあって起こる現象とされています。
 
北アルプスなどの高山では、きれいに黄葉するのはダケカンバであり、紅葉するのは、ナナカマドです。一方、私たちの身近で、秋にきれいに黄葉するのはイチョウですが、紅葉する代表はカエデです。
 
「カエデ」の語源は、あの葉っぱの姿です。よく「赤ちゃんの手」のような形容が使われます。しかし、昔の人はあの葉っぱの姿や形を「赤ちゃんの手」よりは「カエルの手」に見立てたのです。だから「蛙手(カエルデ)」を経て、「カエデ」となりました。

このように説明されると、葉っぱの切れ込みが四つあり、五列に葉っぱが分かれているような印象がもたれます。しかし、実際にカエデを見てみると、そうではありません。七列に分かれているものや、九列に分かれているものが多くあります。


「カエデ」と「モミジ」の語に区別はない
「カエデ」という名前は「蛙手(カエルデ)」に由来しているのですが、カエデを指すときに「モミジ」という語が使われ、逆に、「モミジ」という語が「カエデ」の木を指すように使われます。そのため、カエデとモミジという言葉の関係に疑問がもたれます。
 
これは、「紅葉」という語が「モミジ」と読まれることに由来します。葉っぱが赤味を帯びて紅葉する様子や姿を「紅葉づ(もみづ)」ということから、赤く色づいた葉は「モミジ」とよばれるようになりました。
  赤く色づく葉を「モミジ」といえば、日本では「モミジ」の代表は「カエデ」です。ですから、「モミジ」という語が「カエデ」の木を指すようになり、「カエデ」を指すときにも「モミジ」という語が使われるようになったのです。

日本では秋になると歌われる童謡です。皆さんも一緒に歌ってみてください。
   
あきの夕日に 照る山紅葉、
(秋日夕陽下 紅葉熠熠生輝)

濃いも薄いも    数ある中に
(且濃且淡    其眾數之中)

松を彩どる    楓や蔦は
(妝點松樹    為楓或常春藤)

山のふもとの    裾模様 
(山腳之下    像是衣擺圖樣)

【質問の答え】
Q1:紅葉前線は南から北へと北上してくる。
回答:いいえ、紅葉前線は秋になると北海道の大雪山から南に下がってくる。

Q2:紅葉は落葉樹の葉の老化反応である。
回答:はい、紅葉は落葉樹の葉では、気象条件が光合成に適さない冬を迎える前の老化反応である。

はい、では今日はこれでおしまいです。また会いましょう。

翻訳

紅葉出現的高峰期,會因為各地天候所致而有所差異。
通常我們看到的葉子是綠色的,是因為當中含有葉綠素。當秋季日照時間變短時,葉綠素便會分解。以植物學來說,即是葉子呈現衰老現象。
 
在夏季期間,葉綠素會吸收陽光,進行活躍的光合作用。而落葉樹的葉子,則會在天氣條件不利於進行光合作用的冬季之前,呈現衰老現象。在這個過程中,進行光合作用的部分會被分解,儲存在葉子當中的營養物質則會被回收到樹幹。等到了隔年的春天這些營養物質再被重複利用。
 
當葉子裡的營養物質被完全吸收之後,植物激素之一的乙烯會開始進行作用,使葉柄的基部產生離層作用並與枝幹分離。於此便能防止在冬季期間的水分散失和能源消耗。
 
而說起紅葉、黃葉與褐葉之間的差異,是根據每種植物其各自產生色素能力的不同,以及由於氣溫、濕度、紫外線等自然因素的作用,所引起的酵素作用的表現差異,彼此相互交錯而產生的現象。
 
在北阿爾卑斯山等高山之處,其美麗的黃葉景像是岳樺樹;而紅葉則是花楸樹。另一方面,在我們周遭,於秋天呈現美麗黃葉的是銀杏、代表紅葉的則是楓葉。
 
「カエデ」(楓)這個字的來源,是由於葉子的形狀。常常會被形容是「嬰兒的手」。然而在過去,比起形容為「嬰兒的手」,其葉子的模樣和形狀則被比作為「青蛙的手」。從「蛙手(カエルデ)」(青蛙的手)演變而來,因而變成「カエデ」(楓)這個字。
  按照這種描述的話,給人的印象應該就是葉子有四個缺口、分成五排的樣子吧。但實際上看到楓葉的時候,卻並非如此。其實大多數會是分為七排、或是分為九排的樣子。

「カエデ(楓)」和「モミジ(紅葉)」這兩個詞其實沒有分別
「カエデ(楓)」這個字的來源是由於「蛙手(カエルデ)」(青蛙的手)而來,說到カエデ(楓)的話會用到「モミジ(紅葉)」這個詞;相反地說到「モミジ(紅葉)」這個詞的話則是指「カエデ(楓)」的樹木。所以カエデ(楓)和モミジ(紅葉),就讓人不禁想問這兩個詞有什麼樣的關係了。
 

這就要說起「紅葉」一詞被讀作「モミジ(紅葉)」的由來了。當葉色轉變為紅色的時候稱做「紅葉づ(もみづ)」,所以染上紅色的葉子就被稱為「モミジ(紅葉)」。
  當說到「モミジ(紅葉)」時,在日本最具代表性的就是「モミジ(紅葉)」。因此「モミジ(紅葉)」一詞大多指的是「カエデ」,也就是楓樹;故提到「カエデ(楓)」的時候通常也會用「モミジ(紅葉)」這個詞來表示。

※簡單來說
モミジ(紅葉)包含カエデ(楓)
カエデ(楓)= モミジ(紅葉)

単語
1.ピーク【peak】:高峰、巔峰、最高點。
2.クロロフィル【chlorophyll】:葉綠素。
3.老化反応(ろうかはんのう):老化、衰老現象。
4.光合成(こうごうせい):光合作用。
5.落葉樹(らくようじゅ):落葉木,於秋冬之際會落葉,至隔年春天再生長新綠葉,以溫帶地區居多。
6.蓄える(たくわえる):儲存、儲蓄。
7.ホルモン【hormone】:荷爾蒙、激素。
8.エチレン【ethylene】:乙烯。
9.葉柄(ようへい):葉柄、葉子與枝幹的交接處。
10.付け根(つけね):根部、(物品之間的)接縫處。
11.アルプス【Alps】:阿爾卑斯山脈,位於歐洲中南部。
12.ダケカンバ:岳樺樹。
13.ナナカマド:花楸樹。
14.イチョウ:銀杏。
15.見立てる(みたてる):視為、當作是。
16.彩どる(いろどる):裝飾、妝點。
17.蔦(つた):常春藤。
18.ふもと:山腳、山麓。
19.裾模様(すそもよう):和服下擺的花樣。

 

 



 

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